武下和平

師 匠
武 下 和 平

 昭和八年八月、大島郡瀬戸内町諸数に生まれる。
小学校の頃から島唄が好きで父や従兄弟叔父にあたる福島幸義氏より詩吟や島唄の師事を受け、青年時代は古仁屋に出て働きながら奄美民謡を研究した。

 昭和三十六年、山田米三氏のその天分を見い出され、文部省主催の芸術祭に出演、昭和三十九年、名古屋において労音主催の日本民謡大会に出演、NHKのど自慢大会や、ふるさとの祭り、多くの民放にも出演し、数多くのレコード・CD・ビデオなどで一躍有名になり、「奄美民謡武下流」を打ち立てる。

 平成八年十一月には「島唄」の芸術的価値の創作活動を認められ尼崎市長、宮田良雄氏より「尼崎市民芸術賞」を受賞する。

 沢山の門下生を養成し、奄美民謡界「百年に一人の唄者」と称され、多くの島唄ファンを魅了し続けている。
現在、尼崎市に移住し、東京、関西、鹿児島、名瀬、瀬戸内に奄美民謡武下流同好会の教室を開き会員の養成、指導に力を入れている。

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