奄美民謡 武下流

 

奄美民謡は裏声を巧みに使い、悲しみや喜び、憂い、怒りなどを表現し沖縄民謡とは全く違う唄い方をします。三味線も繊細な弾き方をします。伝えられた唄の数々、古くは万葉集の影響を受けた物、その時々にあった事件や事故を唄った物、仕事唄、恋唄などなど100曲3000首あると云われています。


 本来奄美のしま唄は(島)ではなく集落の唄です。
その為、集落事に唄が語り継がれていて、唄い方も異なりますが大きく分けて北の方の笠利節と南の方のひぎゃ節があります。
言葉(方言)も集落事に違っていたりしますので後世に伝え、残して行く事が困難でしたが奄美のしま唄を研究なさっていた(故)山田米三氏の勧めもあり、武下和平のひぎゃ節を真似してもらい、武下流として後世に繋いで行くとの考えで昭和49年奄美民謡武下流を発足し、今日まで多くの方々に親しまれ、唄い継がれています。


しま唄を知れば知るほど歴史や昔の人達の営みなどを感じることが出来ます。一人でも多くの方に知って頂き奄美の文化を残して行きたいと考えています。

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